世界で一番おもい女 と きっかけ男
ネガティブ世界大会があったら、無冠の帝王になれるくらい
私は、30年もの間【 こじらせにこじらせたネガティブ女 】だった。
恋愛なんてした日には、被害妄想を炸裂し、
それはそれは ゾッとするほど怖ろしい 重い女 に変貌していた。
いや、もはやあれは、変貌ではなく、取り憑かれているレベルだった。
しかし、表向きはとてもポジティブを装っていた。
「私は、人見知りだよ!」と言っても、鼻で笑われる程の 完璧な装い だ。
私を形容するならば「社交的な根暗」
「闇が深い」とも言われたことがある。
だから「俺、プライベートと仕事、全然違うんで!」みたいな
ギャップをあえて伝えてくる男に、死ぬほどうんざりする。
「人間なんて、いろんな面があって当たり前じゃ!お前だけちゃうわ!」
と、、、話が逸れたが。
そんな私が変わったのは、ある失恋をした時である。
かれこれ10年前…などと、昔の話ではなく、つい2年前の事だ。